日本食といえば白いお米と一緒に食べるのが主流で、料理にはお米が欠かせませんよね。
それはアジア全域でも同じこと。メインディッシュと一緒にお米が食べられたり、チャーハンなどと言った料理に多く使われており、フィリピンもその一つです。レストランや食べ放題のお店に行くと、お皿にいっぱいご飯を載せたフィリピン人を見かけることがあります。
初めてその光景を見ると、思わずビックリしてしまいますが、フィリピン人はご飯が大好きなの民族なのです。何でここまでご飯が好きなのか調べてみたので、チェックしてみましょう!
美味しいおかずと一緒に白いご飯を食べると箸が進みますよね。
パンなどが主流の欧州と違って日本を含むアジア各国ではお米が多く生産されて多く消費されており、国によってお米の形や味は変わってくるものの、おかずと一緒に食べられたり、料理の食材として使われています。
フィリピンでもそれは同じことで、ハンバーガーメインに販売しているはずのマクドナルド、ジョリビーのファーストフード店、ジャンル問わず色んなレストランにはご飯物のメニューが必ずあります。
ライスメニューだけではなく、スパゲッティー&ご飯、パンシットカントン&ご飯などといった炭水化物x炭水化物の組み合わせで食べるというのも好きだったり、ゴールデンカウリーなどといったレストランでは「ご飯食べ放題」などというサービスがあるほど、とにかくフィリピン人はご飯が大好きな民族なのです。
何でここまでフィリピン人はご飯が大好きなのでしょうか?
日本同様、フィリピンでは昔からお米に関係があり文化と歴史を築いています。1949年にフェルナンド・アモアソロ(Fernando Amorasolo)氏による油絵、”Planting Rice with Amon Volcano“はアモン山を背景に稲を植えるフィリピン人を描いた絵で有名です。
元々フィリピンは多くの山があるため、農業には格好のロケーションでもあり、スペイン植民地時代前から多く生産されていました。多くのエリアで米を生産できること、安く購入できること、すぐにお腹に溜まる事からお米がフィリピン人にとって欠かせない物になったのです。
マクドナルドのハンバーガーなどのファーストフード店に行くと現地の客はほとんどご飯とフライドチキンのセットをオーダーしている所を多く見かけると思います。
なぜなら、安くて90ペソ(約200円)程度するハンバーガーのバリューセットよりも、50ペソ(約110円)でお腹いっぱいになれるご飯の方が安く済むからです。
もう少しお腹が減ったら、追加にご飯をオーダーすれば満腹になることが出来ます。
「少ないおかずにいっぱいご飯」は日本人にとって疑問に思うかもしれませんが、毎日3食、10時、3時のおやつ間に入れるほどフィリピン人は食べることが大好きな民族。でも食事はお金が掛かるので、安い価格で満足ができる様におかず、お米を4:6位にして食事を楽しむというフィリピンスタイルが出来上がったのです。
フィリピンでは一人あたり、一年間で119kgもの米を消費しており、日本の約2倍になっています。
「ご飯が無い日は太陽が出ていない日と同じことだ(Day without rice is like Day without sunshine)」と言うほどお米が大好きなフィリピン人ですが、日本では日本なりの食文化があるように、文化や歴史の関係で出来上がったフィリピンらしい食文化があります。
日本にないようなフィリピン料理や、面白い食文化など他にもいくつかあると思うので、見つけたら見てみると良いですよ!
(MIKIO)