観光の側面から見たセブ島は、セブシティやマクタン島のリゾートで世界的に有名ですが、現地の一般の方々の生活を垣間見ることもとても有意義な体験になります。今回はセブシティーから車で疾走すること2時間、セブシティーよりもゆっくりとした時間の流れる、片田舎の「カルカル」という町に行ってきました。
カルカルはセブ島の中心であるセブシティーから南に車で1時間半かけて向かいます。筆者はマクタン島から向かったので約2時間かかりました。海沿いから少し離れたカルカルには独特な文化が残っており、食では特に豚の皮を唐揚げにしたスナックが非常に有名です。
まず筆者が訪れたのはカルカルの少し手前に位置する「セオトコス寺院」です。ここは古くからの寺院だそうで、丘の上にあることもあって静かでした。当日は日曜日であったということで併設の教会ではミサが行われており、300人以上の人々が祈りを捧げていました。賛美歌はビサヤ語で歌われ、初めての人でもわかるように大きなスクリーンに歌詞が映し出されていました。
水牛の牛車に乗ってゆっくりと向かうのは、現地手工業であるカゴの制作体験です。
ここではカゴの原料となるヤシの葉の状態からカゴの完成まで教えてくれ、最終的に作ったカゴを持ち帰らせてくれます。お土産、思い出にもなっていいですね!
奮闘した制作の様子がこちら・・・
できたカゴは意外と丈夫で、とても使い勝手がよさそうでした!
昼食をとり次に向かったのは、この地域では非常に大きい規模のマーケット「カルカルマーケット」です。ここでは食べ物、古着、雑貨など揃わないものはないといった様子で、活気に溢れ、様々な人・モノが交差する東南アジアらしい雰囲気を感じることができます。豚の皮の唐揚げはここでグラム単位で買うこともできます。セブのローカルで有名なカルボンマーケットとは異なり、屋根がほとんどの場所についているので違った雰囲気で楽しむことができます。筆者は以前モロッコのローカルマーケットに訪れた経験がありますが、どこか雰囲気が似ていたのも印象に残りました。
セブシティーの喧騒から離れ、セブのローカル生活に身を置く経験も楽しいですよ!(タク)