東南アジアというと屋台フードが有名ですが、フィリピンも負けていません。
街を歩いていると数々の屋台や食べ物売りを目にする事ができます。決して衛生的とは言い切れませんが現地の人たちと肩を並べて賑やかに食べることによって、フィリピンの新しい魅力を発見できるかもしれません!
とにかく屋台フードの魅力は安さと手軽さですよね。2、3屋台はしごすればお腹一杯になります。
屋台でご飯を済ますのもよし、小腹がすいた時にお菓子感覚で食べるのもよし。それでは、数多くあるフィリピンのストリートフードの中で代表的でよく目にするモノをいくつか紹介したいと思います!
タホ(Taho)
タホ(Taho)はフィリピンの朝食の定番です。日本の籠のような入れ物で売り歩いていて、中に入っている温かい豆腐に黒蜜をかけて食べる料理です。
暖かくて甘い豆腐なので日本人にはなじみがありませんが、サラサラっと食べる事が出来るので疲れた時や料理に飽きた時に良いかもしれません!2~3種類のサイズがありますが、価格は大体10ペソ(約22円)から15ペソ(約33円)程度です。
バロット(Balut)
言わずと知れたフィリピンの裏の代表料理。孵化しかけのゆで卵でなかなかの見ごたえです。味は濃厚で美味ですが、見た目が凄いので初めて食べる方には少し勇気が必要かも知れません。
バロットには14daysから24daysくらいまでレベルがあり、孵化するまでの日にちを示しています。番号が大きくなればなるほどヒヨコに近づいてきます。24daysはほぼヒヨコなのでくちばしや毛まであり、初めて食べる人にはハードルが高いかもしれません。
初めてチャレンジしてみたい方は、16daysのものから試してみると良いでしょう。主に夕方から夜に掛けて販売されています。価格は1つあたり15ペソ(約33円)から20ペソ(42円)程度です。
クウェック・クウェック(Kwek Kwek)
名前がかわいらしいこの食べ物は見ためがオレンジ色で中にウズラの卵が入っている天ぷらの様な料理です。ピリ辛のチリソースや甘ダレがあるのでお好みでかけて食べられます。ベンダーによって価格は変わってきますが、今回の場合は3つで10ペソ(約22円)でした。
写真ではうずらの卵ですが、普通の卵が使われている大きめのクウェック・クウェックもあります。
テンプラ(Tempura)
テンプラといっても日本の天ぷらとは全く違います。魚のすり身を油で揚げて、一口サイズに切ったものを串に刺したストリートフードです。
スナック感覚で食べることができ、小腹がすいた時にはちょうど良いと思います。こちらも、ピリ辛ソースと甘いソースが用意されているので、お好みのタレをつけて召し上がってください。多くのフィリピン人は両方のたれにつけて食べます。2本で10ペソ(約22円)です。
マイース(Mais)
日本でもなじみのある湯でトウモロコシです。日本のものと比べるとさっぱりしているトウモロコシにマーガリンとピンク色のチーズをつけてたべます。1本20ペソ(約42円)です。お店によっては写真のようにコップに入れて販売している所もあります。
ゆで卵
日本でも一般的なゆで卵が路上で山積みにされて売られています。夜になると屋台の周りには多くの人が集まって賑わいます。バロット同様にベンダーが去った後には大量の卵の殻が残されます。フライドチキン
有名フライドチキンに勝らずと劣らないのが露天のフライドチキンです。部分にもよりますが、一個15ペソ(約32円)前後になります。衣はカリカリ、中のお肉はジューシーという最高の状態です。ジュース
カラフルなジュース白、ピンク、黄色など様々な色があり、カラフルです。味もイチゴミルクやココナッツミルク味、パイナップル味などあるので炭酸ジュースに飽きたら是非飲んでみると良いでしょう。
また、ジュースの中には寒天が入っており食感も楽しめます。とてもよく冷えているので、歩き回って汗をかいた時には大変おいしく感じられると思います。小さいコップで5ペソ(約12円)。ただ、冷やしている氷は水道水なのでご注意を。
貝類
元々串に刺さっているものと目の前で殻を割ってくれるタイプの2種類あります。串に刺さっている貝は1本5ペソ(約12円)で、ニンニクや玉ねぎなどの入ったお酢につけて食べます。
アイス
軽快な音楽と共に歩きまわっているNestleやSelecta社のアイスクリーム屋さん。公園や海沿いによく出没します。暑い日中には最高のアイスクリームです。種類も豊富で選ぶのに悩んでしまうほどです。アイスキャンディー
小さいビニールに入っているアイスキャンディーです。一つ1ペソ-5ペソ(約3円-12円)程度。安いからと侮るなかれ、5Pのアイスキャンディーのクオリティーには驚かされます。中にパイナップルやココナッツなどのフルーツが入り、味もココナッツミルクやマンゴーミルクなど種類も様々です。
アイスキャンディーは売り歩いていたり、サリサリで買うことが出来ますが、お店によって味や量、質がかなり違うのでお好みのお店を発見しましょう。
バーベキュー
フィリピンではおなじみの食べ物です。夕方になると道端から黙々と白い煙が立ち上がり、通り過ぎた時にその匂いに食欲をそそられます。鳥や豚が多いですが、海鮮系もあります。バナナケチャプと隠し味のスプライトがおいしい味を生み出す秘訣です。
以上、フィリピンやセブ島で見つけられる有名なストリートフードをご紹介いたしました!
まだまだ他にも多くの屋台フードがあり、新しいものへの探究心と未知の食べ物への好奇心を満たしてくれる魅力があると思います。
近年、フィリピンの都会はどんどん発展していき、オシャレなレストランや海外の有名なチェーン店が続々とオープンしていますが。実際にフィリピン人の食欲を満たし、食文化を支えているのは食堂や屋台、ストリートフードだと思います。
このようなフィリピン独自の食文化が廃れず、これからも愛され続けていくこと良いですよね!
ただフィリピンのストリートフードは当たり外れが出てくることも多いと思うので、食べてみたい方は自己責任でお願いします!
(ヤス)