日本でも外国でも、ほとんどの場所に存在する「警察」ですが、通常の業務は犯罪への対応です。昔から正義の味方として認知されているこの職業ですが、今回筆者オフィス近くの駐車場に「Tourist Police」という特殊な警察の車が止まっていました。彼らの仕事はどんなものなのでしょうか?
止まっていた場所はマクタン島のbuayaという場所で、空港から車で10分ほど離れた場所です。シャングリラホテルやムーベンピックホテルへ向かう道すがらのコンビニの駐車場で、こんな車が止まっていました。
中に3人のTourist Policeが乗っていたので話を聞いてみると、通常の業務は警察と同じあるが、特に観光客からの問い合わせがあった場合や、観光客が事故や事件に巻き込まれた場合に出動要請が優先的に入るようです。この名前だけ見ると観光客を守る部隊のように見えますが、専用ではないようです。更に彼らは英語が意外と堪能でないことに少し驚きました。
筆者がその後調べてみると、タイには「タイ国王観光警察」というものがあり、観光客向けに専用の番号を設けていたり、何かの催しの際には観光客の支援や保護をしているようです。観光で成り立っている面が大きいセブにも必要な仕事なのかもしれませんね。
すこしブレてしまいましたが、よく見てみるとこのTourist policeはLapu-lapu city管轄のようです。Lapu-lapu cityはマクタン島内のことを指すので、彼らは管轄内にいることになります。
Tourist policeの1人は
「観光客の事故や事件は不用心が原因で発生することも多いので気をつけてほしいと思う。」
と真面目な話をした後に、
「それで、お前はフィリピンに彼女はいるのか?はっはっはー!!!」
と陽気に話しかけてくれました。警察でもこんなに気軽に話しかけてくれるあたり、さすがセブですね。
セブはフィリピンでも比較的治安のいい場所として知られていますが、彼らにお世話になることのないように、観光の際には貴重品の取り扱いには気をつけましょう!
(タク)