今日はクリスマスイブです!
日本のクリスマス、クリスマスイブと言うとケンタッキーのフライドチキンを購入したり、恋人と時間を過ごしたりするというイメージが強いと思います。でも初めてフィリピンやセブ島でクリスマスを経験した事がある方は日本とクリスマスの過ごし方が全く違うという事を経験した方も多いのではないでしょうか?
同じクリスマスでも日本とフィリピンとではこう違うのでしょうか?それはカトリック教が強いフィリピンだからこそ、独特のクリスマス文化があるのです。一体フィリピン人はどのようなクリスマスを過ごすのか、チェックしてみませんか?
同じクリスマスでも世界各国では宗教や文化、考えの違い方の影響もあり、それぞれのクリスマスを過ごします。例えば日本の場合だとケンタッキーフライドチキンに駆け込んでチキンを購入したり、どちらかと言うと恋人などと一緒にデートなどで楽しむというイメージがあります。
元々クリスマスはキリスト教で神の子として知られているイエス・キリストの誕生日の12月25日を祝うというのが元々のルーツです。
でも、イスラム教などといった宗教が違っていても「クリスマス休み」で休日になっていたり、クリスマスツリーやサンタクロースなど、宗教とは関係ない「クリスマス」の文化が生まれ、世界のどの国でも共通する部分が多くあります。
フィリピンも共通する部分がありながら、カトリック教が強いこともありフィリピンで独自の祝い方が出来ました。
「[何で?]フィリピン人はクリスマスを早いうちから楽しみにしてるの?」の記事もあるように元々プロテスタントの文化であるハロウィーンをあまり行わないため、9月のうちからクリスマスソングをモールで流れる事が多いです。
11月くらいになると、クリスマスの準備が本格化し、ほとんどのロケーションでクリスマスソングが流れていたり、商業地区、レストラン、学校や職場ではクリスマスのデコレーションが飾られてきます。モールでのセールもこの時期に行われることが多く、プレゼントを早めに購入していく人も。
12月からクリスマスキャロルを行う子供達が家を回ってクリスマスソングを歌い、小銭をもらったりします。中にはレベルの高い大人たちがキャロルを行うことも。
そして12月16日から「Simbang Gabi(シンバング・ガビ)」と言われるミサが午前3時から5時までの夜明けに行われ、24日までの9日間、キリストに祈ります。これはフィリピン独特に出来たクリスマス文化で、信仰深いフィリピン人は16日から毎日早朝のミサを行うために教会へ足を運びます。
学校や職場では第三週の土曜日から休みになる事が多く、金曜日はクリスマスパーティーが行われます。それぞれ食べ物を持ち込んだり、交換プレゼントを行い、同じ職場や学校のメンバーとクリスマスを祝い、その年の終わりも一緒に祝います。
24日のクリスマスイブには親族が一つの家に集まってクリスマスイブを祝います。レチョンやスパゲッティ、フィリピン料理などの料理が用意されて、お酒を飲みながらカラオケを楽しんだり、子供が多い場合は誕生日パーティーなどで行われるようなゲームを用意したりします。外は花火が上がることも。
25日には親族同士でプレゼント交換を行ったり(24日に行われる事も多いです)、子供には日本でいうお年玉が渡されたりします。教会に行くフィリピン人も多いですが、のんびりと過ごす事が多いです。
フィリピン人の多くの場合、クリスマス、年末年始をまとめて祝うことがほとんどなので26日-1月3日まで一緒に過ごすというのもフィリピンで良く行われます。社会人は特にこの時期が一番ゆっくり出来るので帰省したり、家族旅行をしたりしてそれぞれのクリスマスを楽しんでいます。
日本とはまた違った感じでクリスマスを過ごすフィリピン人ですが、恋人と一緒にいるよりかは家族と過ごすほうが大切にしています。
もちろん、人それぞれの楽しみ方はあるので、セブ島で恋人とディナーを楽しんだり、ナイトクラブに行って楽しむというのも悪くはないでしょう。
皆さんも今年のクリスマスをぜひ楽しんでくださいね!
(MIKIO)
(Photos: Daniel Y. Go,Andy Maluche,Doxieone,edikenkoy,Lennon Ying-Dah Wong,uglyagnes,confidence, comely.)