明けましておめでとうございます!
今日から箱根駅伝ですね。筆者の生まれ育った家の近くは箱根駅伝の道に面していたため、毎年多くの見物客で賑わっていたことが懐かしく感じます。さて筆者は年始も引き続きローカルネタを紹介いたしますので、よろしくお願いいたします!今回は数年後には廃止されると噂の「1ペソで買える水スタンド」について使い方も含めてご紹介します。
セブでは基本的に、水道水を飲むことは推奨されていません。これはサンゴが地層にあり石灰が多く含まれることと、浄水設備がまだまだ整っていないことに起因します。
旅行でセブにいらっしゃる方は必ずミネラルウォーターを購入することになります。値段は高くても1本30ペソ(約70円)程度です。セブの人々にとってもそれは同じ。必ずと言っていいほど家には6リットルの水のタンクなどがあります。
さてそんなセブの水ですが、道端で喉が乾いて、水を持っていない時に使える「1ペソ(約2円)で買えるウォータースタンド」の使い方について見てみましょう。
スタンドはこんな形をしています。丸型の窓の中には、6リットル程のプラスチックタンクが入っています。この形のタンクはセブの町を歩けば必ず見つけることができると思います。多くのサリサリストアに設置されているもので、毎日稼働しています。
まずはじめに丸型の窓の右上のだ円型の窓から、小さなビニール袋を取り出します。これで水を受けることになります。
真ん中辺りにはコインの投入口があります。
ここに1ペソのコインを投入すると、丸型の窓の上部から出ている小さな筒から水が200ml出てきます。それをビニール袋で受けて、袋の口を結び、その底を切って出てくる水を飲むというなんともインスタントな仕組みです。
流れを写真で見てみましょう。
こちらも同じタイプのスタンドです。
右下の投入口にコインを入れると水が出てきます。このコインは1ペソしか使えず、お釣りが出る仕組みはありません。
誰もが持っている「1ペソ」で水が飲めるようになっています。
こんな形で水を受けます!
一般的な飲み方はこの袋の下を小さく噛み切って、水を飲むんですね。
とても便利なウォータースタンドですが、近年その廃止が検討されている噂があります。理由は衛生面です。水自体、及びタンクは衛生的に精製されているのですが、タンクから水を放出するまでの内部の管の清掃が難しいことで、スタンド自体が古くなるほど、衛生面が心配されるようです。これは日本で言う湯船の穴を洗浄する難しさに似ているように思います。
とても便利な「1ペソで買える水スタンド」ですので、上手く清掃できるようになるといいですね!
(タク)