フィリピンでは年に一度、バランガイでフィエスタと呼ばれるお祭りが行われます。
バランガイ(Barangay)とは、フィリピンの都市と町を構成する最小の地方自治単位であり、村、地区または区を表すフィリピン独自のものです。
セブ島で一番大きいお祭りであるシヌログより規模は小さめですが、また違った感じなので、どういう感じなのか見てみましょう!
フィエスタでは家族全員がそろい、全員で食事をして、友人や近隣の人をおもてなしします。おもてなしをする家族にとって多くの人に訪れてもらい、おなかいっぱい食べていってもらうのが何よりの喜びとなります。
前日は大量の料理を作るための準備で大忙しの様子でした。
椅子を用意してお客様をおもてなしします。見ず知らずの人でも構いません。フィリピン人のホスピタリティーの原点です。
町の中心では屋台などが並び、多くの人で賑わいます。 アクセサリー、洋服、DVD、フルーツ、シェイク、ジュース、ポテト、フライドチキン、テンプラ、ピーナッツなど、フィリピンで見つけることが出来る屋台料理のほとんどすべてが出そろいます。
まさに雰囲気は日本のお祭りのそれと似ています。
フィリピンならではの特徴は、このようなお祭りの時は必ずと言っていいほどギャンブルが登場することです。ギャンブルといっても、ダークなイメージは無く、ゲーム感覚で小さな子どもからお年寄りまで楽しめるものです。
このギャンブルはルーレットを回して、どこで止まるか当てるものです。
このギャンブルはピンポン球を投げて、それがどのトランプの柄の場所にとどまるか当てるゲームです。6つのマークがあって、ピンポン玉は3つですので単純に考えて2分の1の確率ですが、同じマークにピンポン玉が2個、3個止まった場合は掛け金の2倍、3倍もらえます。賭ける相場の額は10ペソ(約23円)から50ペソ(約110円)です。
このギャンブルはバスケットボールを転がしてどこに止まるかを当てるゲームです。25分の1と確立は低いですが、20倍ですので当たった時のリターンが大きいです。基本的に賭ける額は1ペソ(約2.3円)から5ペソ(約11円)程度です。
日本でおなじみの射的もあります。しかし、フィリピンではモデルガンを使って当てます。遠くの小さいものほど商品が高額になります。
観覧車も登場します。 一回20ペソ(約45円)で乗れます。低いですが、異様に早いのである意味エキサイティングです。
もちろん遊んでいるだけではなりません。フィエスタでは教会にも通います。人々はこのフィエスタが来年も無事に迎えられるように祈るそうです。
(ヤス)