4月13日、WBO世界ウェルター級タイトルマッチが米国ラスベガスで行われ、フィリピンの英雄マニー・パッキャオ選手がティモシー・ブラッドリー選手を3-0の判定で下し王座返り咲きに成功しました。筆者もボクシング好きで、パッキャオ選手のことはセブに来る以前から知っていたのですが、彼は予想以上にフィリピン人に愛されている印象を受けました。その偉大さをいくつかご紹介したいと思います。
(1)パッキャオの試合当日は街が静まりかえる
パッキャオ選手の魅力は、何と言ってもその男気にあります。世界タイトルよりも強豪との試合を熱望し、その多くに勝ってきた彼は、フィリピン人から絶大な人気を得ています。
その為、試合の視聴率は35%~50%、日中でも仕事を一旦止め、その多くの人は下の写真のように大勢で集まって見ているものですから、彼の試合は視聴率以上に注目が集まっています。だから街が静まりかえるのです。
(2)世界チャンピオンにして政治家である
史上二人目の6階級制覇を達成している彼は、プロボクサーだけはなくて国会議員としても活躍しています。元々、プロボクサーとして成功するまで貧しい家庭で育った彼は、母国フィリピンの為に出来ることは何かと考え、国会議員にも立候補したようです。
(3)スポーツ選手長者番付で世界14位
アメリカの経済誌「フォーブス」が発表した世界のスポーツ選手年収100名によると、パッキャオ選手は年収約3400万ドルで世界14位。スポーツ選手ではアジア人トップの年収を誇っています。
ボクシング、そして多方面で活躍するパッキャオ選手は、本当にフィリピンの英雄です。また、こうして国を代表して闘う彼の姿は多くの人を元気付けています。パッキャオ選手を知らなかった人も、彼の試合を見て盛り上がりましょう!
(EIJI)