フィリピンの果物といえばマンゴーです。黄色く完熟したマンゴーは大変甘くて美味しく、ビタミンなども豊富なので美容や健康にもいいです。
フィリピンではマンゴーは年中手に入りますが、もっとも暑くなる4月・5月が旬になり、美味しいマンゴーが市場に出てきます。
しかし、一言にマンゴーといっても様々な食べ方・種類がありますので、今回はセブで一般的なマンゴーをご紹介します。
1、フィリピンマンゴー(カラバオマンゴー)
完熟して黄色く、少し縦長の形でもっとも一般的なマンゴー。日本人がマンゴーと言われて始めに思いつくものでしょう。フィリピンでもおやつやデザートによく食べられます。
季節や大きさにもよりますがフィリピンですと、1キロ70ペソ~80ペソ(約150円から170円)で売られており、数にすると4つほどになります。
このマンゴーはフルーツとしては完熟した状態で食べますが、未熟の状態のグリーンマンゴーはサラダや料理に使われます。フィリピンのお土産として有名なドライマンゴーも完熟と未熟の2種類あります。
2、アップルマンゴー
日本でも有名な赤みがかったマンゴーで、丸々とした形が特徴的です。時間が経つと黄色く熟してきますが、フィリピンでは未熟の状態で食べます。緑色の皮に少し赤みががって来た頃が食べごろです。
中の実は黄色で、歯ごたえがあります。甘すぎず、酸味と甘みがちょうどよい味わいです。
フィリピンの人々は塩や、醤油、エビの塩辛をつけて食べます。特にエビの塩辛(バゴス、ヒーポン)はアップルマンゴーとの相性抜群です。スイカに塩を賭けて食べる様な感じで、うまみが増します。
ただ、アップルマンゴーは年中あるわけではなく期間限定になるので私は偶然見つけた時はなるべく買うようにしています。
大きさにもよりますが1つ20ペソ~30ペソ(約45円~65円)で売られています。
3、インディアマンゴー
小さく丸々としたマンゴーで濃い緑色をしております。外の皮は完熟しても緑色のままですが、中の実は完熟すると黄色くなります。このマンゴーも基本的には完熟する前に食べます。
酸味はあまりなく、ほのかな甘みとやわらかい食感が特徴です。1つ5ペソから7ペソ(約12円~15円)で売られています。
未完熟のマンゴーは路上で売られており、その場で食べやすいように切ってくれます。フィリピンの人々はおやつ感覚で食べ歩きをします。
このマンゴーには塩をかけて食べるのがオススメです。
4、ホースマンゴー
うすい緑色の細長いマンゴーで形が馬の顔に似ていることからホースマンゴーと呼ばれています。他のマンゴーに比べるとかなり薄い色で、甘みや酸味は弱く、苦みと渋みがあります。固めの食感とさっぱりとした味が特徴となります。
このマンゴーは大きさにもよりますが、1つ20ペソ~30ペソ(約45円~65円)で売られています。
写真のようにスーパーでも見つけることが出来ます。
上記に挙げた4つのマンゴーのほかにもいろいろな種類がありますので、街角で見かけたらチャレンジしてみてください。
食べ方もフルーツのように生で食べるほか、料理に使われたり、ジュースやジャム、お菓子などに加工されます。
さまざまな種類のマンゴーや食べ方を試してみたら、お好みのマンゴーが見つかるかもしれませんね。
(ヤス)