日本は他の国と比べてストレスが多いと言われる国でもあります。
好きなときに好きなものを購入ができたり、価格以上のサービスを貰えたりと、一見何も不足しているものは無いと思われますが、少子高齢化の影響や希望する職に就けず、職場環境が悪いところで仕事して、プレッシャーを感じたり将来に関して不安になってそれらがストレスになっている事が多いのです。
それに比べフィリピンは経済が良くなってきているものの、未だに開発途上国で、貧富の差があったり、そこそこ収入が良くても日本の様な暮らしは出来ません。でも、フィリピン人は不足している部分はあるのに、どこかしらポジティブ思考で、日本人と比較してみるとストレスが少ないようにも思えるはず。
なぜ、フィリピン人は常にポジティブ思考で過ごせるのでしょうか?そこから学べることも何かあるかもしれないので、ここ最近ストレスを感じている方はチェックしておくと良いかもしれませんよ!
ここ最近仕事に嫌気が差したり、物事がうまく行かずストレスになって周りに八つ当たりをしてしまったり、憂鬱になっていたりしていませんか?
ストレスになる理由は仕事、人間関係、プライベートなどで色々あると思いますが、ストレスを発散しようともなかなか出来なかったり、発散しようとしたら新しい問題が出てきて、雪だるま式に大きくなってしまう場合もありますよね。
なんでも揃っている日本でなぜストレスが大きいのだろう?と思ってしまいがちですが、これは日本は皆平等、幸せや不幸は皆のものや価格以上のサービス提供など、日本ならではの文化があるのが大きな理由の一つです。
それに比べてフィリピンは貧富の差があるのにも関わらず、皆ニコニコ笑って人生を楽しんでいます。あまり小さいことは気にしないで、今を楽しむ日本人にはあまりないポジティブ思考ですが、なぜそこまでポジティブに考えることが出来るのでしょうか?
郷に入れば郷に従えということわざがあるように、その国に行けば日本と違う文化や国民性があり、日本のスタイルを他の国に完全に取り入れることは出来ません。それは仕事でも同じことで、以前エキサイトセブで紹介した「[仕事術]セブ島で働く時に従業員と良い関係を保てる10のコツ」でも日本人とフィリピン人の仕事のコツを紹介してきました。
日本人は比較的真面目ですが、それに比べてフィリピンは皆おおらかで「超」がつく程のポジティブ思考だったりします。今回は、そんなフィリピン人のポジティブ思考を見習って、明日から実践できるかもしれないいくつかのコツを紹介したいと思います!
フィリピン人のポジティブ思考は「人生が楽しいから」思えるもの。
フィリピンに来たら、皆ニコニコ笑って悪意のないジョークを連発したり、問題が起きてもあまり気にしない人たちがほとんどです。そんな陽気なフィリピン人の性格にビックリする日本人の方も多いのでは無いでしょうか?
なぜ、そこまでポジティブ思考になれるのかというと、フィリピン人は今ある人生を思う存分楽しんでると思えているからです。
皆と同じな考え方を持つ日本人ですが、フィリピンでは十人十色があって普通の事。そこから生まれてくる嫉妬心などもありますが、最終的には「こんな人生だけど、幸せだ」と言えるフィリピン人が多いのです。
生き方は一つじゃありません。お金なくても、人間関係があまり上手く行かなくても、それを「しょうがない」で割りきってしまって、「まだまだこれからだ」と考えていくともっと楽しめると思いますよ!
小さな幸せを持っておくということ
今の幸せは何ですか?ブランド物の服やバッグ、お金の掛かるガジェットも良いですが、身近にある小さな幸せを持っておくというのも良いかもしれません。
フィリピンはご存知の通り、貧富の差が激しい国でもあり、フィリピンのビジネスなどでは消費者を年収などでAからEクラスの消費者クラスを割り当てます。Aクラスが裕福層でEクラスが貧困層になっているのです。
それぞれクラスの生き方が違ってきますが、フィリピン人で共通していることは小さな幸せを持っていること。それは、毎週土曜日の午後にコーヒーを飲みに行ったり、たまに美味しい食べ物を作ったりと、普段の生活でのちょっとしたご褒美をすることで、「来週が楽しみだな」や「今度はあれが食べたいな」などといったモチベーションにも繋がります。
選択は一つじゃない
先ほどでもちらっと書きましたが、生き方は一つじゃありません。日本人の「周りはこうだから、自分もこうしなくてはいけない」という考えを持ってしまいますが、他と違うというのはとても良い事なのです。
お金が無いからって、楽しめないわけではありません。フィリピン人は「他人はそう、自分はこう」と自己主張が強く、マイスタイルを通していることがほとんどです。何事にも上手く行かなくたって「タイミングが悪かったから」と考えて、別の選択肢を考えて実行していくと良いでしょう。
幸せは自分だけじゃなく、他の人にも共有する
フィリピン人は自分の幸せを他人にも共有するのが大好き。日本で誕生日パーティといったら、ゲストが祝ってくれますが、フィリピンではホストが自分の誕生日を他の人と祝うというのがやり方です。
一緒に食事をしてて「君も食べなよ!」と言われる事はありませんか?これは自分が食事を楽しんでるから、同じ楽しさを他の人に共有したいと思っているからです。フィリピン人は他人を褒めたり、場を盛り上げるのも得意。この楽しさを同じタイミングで皆に共有しているのです。
自分が何か良いことあったら、他人にも何か良いことをするという、ペイフォワードをしてみてはいかがですか?
愛情表現をもう少し豊かにしてみる
フィリピンはカトリックということもあり、家族や恋人さらに友人まで愛情表現が豊かです。
何気ない時に「愛している」を言ったり、成人になっても家族と良い関係を保っていたり。日本じゃなかなか見かけない珍しい光景ですが、自分以外に色々な人が周りにいるという事を再認識してみるのも良いかもしれません。
日本人にとって言いにくいものもあるとは思いますが、シンプルに「ありがとう」や「これからもよろしくね」だけでも結構効果はあると思います。これらを言うことで自分も相手も嬉しくなるし、人間関係も良くなってくるでしょう!
日本はもちろんフィリピンと違うので、フィリピン人の性格や考え方をそのまま押し通すのは難しいとは思いますが、今回紹介したものはすぐ実践できることだと思うので、少しネガティブに考えている方は、フィリピン流のポジティブ思考でやってみてはいかがですか?
フィリピン人が良く言うSarap ng buhay(サラップ・ナン・ブーハイ!)=人生は最高!で人生を楽しんでみましょうね!
(MIKIO)
Photos: jopetsy,Ted Abbott,~MVI~ (warped),Muffet,vwynx, russelljsmith