筆者はフィリピン、セブでの現地のローカルライフを中心に記事を書いています。以前にもセブの免許発行や健康診断などの生活をしている上で必ずと言っていい程、経験するものをご紹介しました。毎日の生活で必ず経験するものを、また1つ本日はご紹介致します!生活する、洋服を毎日着る、そうです、今回の内容は、セブでの洗濯についてです!
セブでは数多くの「洗濯屋さん」というランドリーショップが数多くあります。このランドリーショップはマレーシアやタイなどでも見かけましたが、料金はどこもかわらず1kgでおおよそ100円位です。
いきなり洗濯屋さんと言われると少しびっくりするかもしれません。日本には、「クリーニング屋」があるので、これがセブのランドリーショップに近いものではないでしょうか。 でも、日本では、ワイシャツやスーツ、個人の家庭で洗濯することが難しい学校や職場の制服などをきれいにする際に利用するかと思います。
しかしながら、ここセブでは、日常で着る洋服や下着類、タオルやシーツ、まくらカバーなど、ありとあらゆる洗濯できるものをまとめて洗ってもらうことができます。
今日はその過程を紹介したいと思います! まず、大量にたまった衣服類を、持ってランドリーショップに行くと、量りの上に既にカゴが置かれているので、そこに全てを入れ込みます。これがその量りです!
そして、重さを量って、それに応じた金額を計算してくれます。 何を洗うか、どんな素材でできた洋服か、どれくらいの大きさ、長さのあるものか、どれくらい汚れているか等は、金額には一切関係ないようです。もちろん、色も関係ありません!
そして、その重さをレシートに記入してもらうと、今度は、洋服の入ったカゴから1つ1つ洋服を取り出して、別のカゴに移します。こうして、合計の数を数えて、それも併せてレシートに記入してもらいます。
たったのこれだけ、わずか3分で預ける作業は終了です!!お店側の人はお客さん用のレシートとは別に、日付や量、金額と相手の名前を名簿に記入しています。
洗濯完了にかかる時間は約丸1日。例えばお昼頃に出して、次の日の夕方に取りに行くとほぼ確実に洗濯は完了しています。
時間が経った頃に店に出向いて、レシート共にと名前を告げると、ぐしゃぐしゃだった洗濯物が見事なまでに、きれいな長方形の形をして袋に入っています。
それぞれ形や大きさが異なるタオルやシャツ、ズボン、シーツなどがものすごく丁寧にそしてきれいにピシッと畳まれて、ビニール袋で包装されている衣類を受け取った時には、なぜか一種の感動の様な感情を覚えました。
これがその姿です。なんともきれいで、とてもクオリティの高い仕事だなと個人的には感じました。誰がどう考えて、畳んで袋に詰めているのかとても気になりますが、そこはいつも見ることが出来ないので、熟練の慣れなのかなと思いました。
料金ですが、わずか1kg当たり25ペソ(約65円)です!!どうでしょうか?とてもリーズナブルで最高の仕事をしてくれるこのランドリー文化は最高だなと思いました。皆さんの中にも、一人暮らしをしていて、洗濯が面倒だなと思う方もいると思います、筆者もそうでした。
洗濯機の存在のおかげで、数十年前よりは遥かに便利で優れていますが、洗濯機を回して、数時間待つ。その後洗濯機から、忘れ物がないよう隅々まで確認しながらカゴに移してそのままベランダへ。一枚一枚シワを伸ばすために数回空中でバサバサとして、ハンガーにかけて、物干しざおにかける、あるいは洗濯バサミに挟む。
これをカゴの中の物が全て空になるまで続けるのはなかなか大変だった記憶があります。 それが当たり前だし、それをやってくれるお店なんて有るなんて考えも付きませんでしたが、ここフィリピンでは当たり前のようにあります。
この記事を書いているうちに、コインランドリーを思い出しましたが、日本の場合はどこに行ってもあるわけでもなく、機械に預けるので、洗濯物を持って行かれてしまわないか、心配にもなると思います。
そうした点から考えても、このランドリーショップは本当に素晴らしいなと思います。余談ですが、たくさんのお客さんから日々大量の洗濯ものが届く為、もちろん紛失等の防止として確認は注意してくれているのだとは思いますが、ごく稀に全く見覚えのない奇抜な柄のシャツ、そうです恐らく他の人の物が紛れ込んだのだと思いますが、そういうこともあります。ですので、難しい判断ではありますが、本当に気に入っている、例えばTシャツなどがあれば、自分で洗うか、もしくは極端ですが着ない方が良いかもしれません。
国が違えば、ビジネスの仕方も文化も当たり前も、異なります、これからもなにか気付いた点、おもしろいなと感じた点があれば書いていきたいと思います!ご旅行や出張などで中期から長期の滞在をする機会がある方は実際に試されてみては如何でしょうか?
(issei)