フィリピンはチキンが大好き。どのレストランに言ってもフライドチキンを見かけることが出来ると思いますが、気になるのが料理に使う油の量だったりしますよね。
鶏肉料理は他にも色々あり、スープやまるごと串に1匹刺してくるくる回転させ炙り焼きにするロティサリーチキンがあります。ロティサリーチキンを楽しめるところはAndok’s(アンドックス)、ローカルで販売されているお店もあり、比較的安い価格で購入することが出来ます。
これらのお店でも美味しい料理を楽しめるものの、サイドディッシュが少なかったり、レストランではなく持ち帰り専用のお店だったりします。またフィリピン風の味付けになっているので、ローストチキンの様な洋風のものを楽しむことが出来ません。
しかしアヤラモール、3階にあるKenny Rogers Roasters(ケニー・ロジャース・ロースターズ)というお店に行けば、幅広いサイドディッシュと美味しいロティサリーチキンを楽しめるレストランがあります。
ロティサリーチキン(Rotisserie Chicken)は鶏肉1匹丸ごと串に刺して回転式のオーブンに入れて調理する炙り料理。油などを使わないので、健康志向の人たちにも好まれるメニューの一つです。
セブ島の路上を歩いているとクルクルと鶏肉が回転しているお店を見かけることがあります。ここでのお店で購入したり、マクタン島やセブ市などで展開するアンドックスでもフィリピン人向けの味付けがされたロティサリーチキンをオーダーすることが出来ます。
ただ路上のお店は基本持ち帰りになるのでダイニングエリアありません。アンドックスに関してもフィリピン料理を提供しているので、もう少し野菜を多く食べたい、チキンと一緒にマカロニやマッシュポテトを食べたいという方は物足りなく感じるかもしれません。
そんな方にオススメなのがアヤラモールにあるKenny Rogers Roasters(ケニー・ロジャース・ロースターズ)というレストラン。
モール内3階のピザハット、ジョリビーの間にこのお店があります。レストランの名前にはアメリカの国民的歌手でもあり、カントリーソングの大御所とも言われているケニー・ロジャースが使われています。
ケニー・ロジャースとケンタッキーフライドチキンを世界的に有名にさせた実業家と政治家であるジョン・Y・ブラン Jr.と一緒に組んで1991年に登場したこのレストランロースターズはアメリカ以外にもフィリピンやマレーシアなどを含むアジアにも展開し、世界156店舗で展開しています。
フィリピンでは49店舗展開されていますが、セブ島を含むビサヤ諸島は2店舗のみでイロイロ州、そしてセブ島はこのアヤラモールにあるというわけ。
こちらのお店は7年以上前からありましたが、つい最近改装工事が行われ今まで以上にオシャレで綺麗な内装になっていました。
このレストランで特徴的なのはメインのロティサリーチキンの他、サラダやサンドイッチなど幅広いメニューを提供しているということ。
メニューが多い上に先にカウンターでオーダーを取る形式なので少々迷ってしまいますが、カウンターには分かりやすくメニューの説明があったり、オーダーする前に店員さんに頼めばメニューを見せてくれます。
今回はロティサリーチキンをオーダーしてみました。奥の2つはローストチキンのソロA(Roast Chicken, Solo A)、手前の物はローストチキンのソロB(Roast Chicken, Solo B)です。
基本的にチキン、ライス、マフィンが付いてきます。ソロAとソロBの違いはサイドディッシュの数のみ。ソロAは1つ、ソロBは2つオーダーすることが出来ます。
サイドディッシュはコーン、コールスロー、ベーコンポテトサラダ、スチームベジタブル、テックスメックスマカロニ、サワークリーム・チャイブポテト、コーン&キャロット、マカロニ&チーズ、マッシュポテト、チキンマカロニサラダ、フルーツサラダの10品が提供されています。
ロティサリーチキンは塩とコショウがしっかりと効いておりとても美味しかったです。少し酸味が出ていたので、好き嫌いが別れそうな感じがしますが、ライスやサイドディッシュと一緒に食べると調度良く感じられると思います。
サイドディッシュにはコールスローとマッシュポテトをオーダー。お腹いっぱい食べたいという方はこの様な炭水化物たっぷりのものをオーダーしてみるのも悪くはないかもしれません。
マッシュポテトに使われていたグレイビーソースの味がやや強めだったので、マッシュポテトをオーダーする場合はチキンと一緒についてくるグレイビーを付ける必要はないかも。コールスローはマヨネーズの味が効いていてサッパリだったので口直しにも良いと思います。
こちらはサワークリーム・チャイブポテト。バターの味が効いていて美味しかったです。ポテトもホクホクだったのが良い所。
そしてこちらはテックスメックス・マカロニ。通常こちらの料理はピリ辛のはずなのですが、あまり辛さは感じられずトマトソースを使ったマカロニの様な感じでした。
もう一つセットについてくるマフィンは甘いのですが、アメリカンドッグで使われる生地部分のような甘さだったので、デザートとしてもチキンと一緒に食べるのも良いと思います。
価格は今回オーダーしたソロAは195ペソ(約504円)、そしてソロBは215ペソ(約555円)になります。基本クオーターサイズのチキンがデフォルトなのですが、ハーフサーズ、シェア向けにフルサイズも提供しているので、お腹の減り具合や人数などでオーダーしてみてはいかがですか?
(MIKIO)