日本は普段の食卓に並ぶ豆腐、納豆の他、おつまみなどでも良く出てくる枝豆などもあって、毎年多くの豆類が消費されています。それはフィリピンでも同じことで青小豆のモンゴー(Munggo)やピーナッツなどお菓子から料理の食材まで多く使われています。
フィリピンのスーパーマーケットに行けば日本でもおなじみの豆類を見つけることが出来るのですが、実はフィリピンのビコール地方でしか今まで取れなかったナッツのピリナッツ(Pili Nuts)という物があったということはご存知だったでしょうか?
奇跡のナッツとも言われているこのピリナッツですが、カシューナッツに似ていてさらに風味があることから、国内またはフィリピン国外のお土産としても人気があったりします。
ピリナッツは東南アジアで良く見かけられるカンラン科の中でもCanarium Ovatum属という木から採れる種を食用として加工されたもの。ナッツと名前がついていますが、実際は果物のように外が柔らかい身の中に入っているため、豆の種類に属しています。
こちらもパプアニューギニアや東南アジアで良く見かけられる植物ではあるのですが、食用に栽培されて世界で販売されているピリナッツの多くはフィリピンで作られたものなのです。
ピリナッツはピーナッツや他の豆類のお菓子同様に塩やガーリックで炒めた状態で出される商品はあるものの、カラメル化された甘い商品が主流になっています。今回紹介するものはJovy’s(ジョヴィーズ)が販売しているもの。
以前エキサイトセブでオススメのバナナチップスとして紹介した会社が販売しているもので、ピリナッツも実はオススメの商品の一つです。
複数の人達とシェアできる325gのこの商品の価格は267ペソ(約785円)。
中に入っているピリナッツはこのような感じです。カラメル色をしたナッツがごろごろと入っており、サイズはだいたい均等ではあるものの、ピリナッツ同士がくっついて大きめの個体があったりします。
見た目はまるで柿の種のような感じですが、食べてみるとサクッとした食感にカシューナッツのようなクリーミーな感じと、スパイスのような少しパンチの効いた味になっていました。甘さも丁度よいので、パクパクと食べられちゃいます。
少しカロリーは高めではあるものの、映画を見ている時や少し小腹がすいているときには良いと感じられるでしょう。
ピリナッツは元々ビタミンEやビタミンB2、食物繊維などが含まれている栄養バランスが優れている食材なので、今回の砂糖またははちみつ入りの製品ではなく煎りピリナッツを適度に取っておくと、色々な効果が出てくるかもしれません。
基本的にピリナッツはSMモールやアヤラモールなどのスーパーマーケットで見つけることが出来るので、気になる方はチェックしてみてはいかがですか?
(MIKIO)