セブに来る当日、空港の免税店でお買い物をする方もいらっしゃるかと思います。
私は関空を利用しますが、ほぼ毎回ユニクロでお買い物しています。
このように日本の免税店で買い物をして、免税店の袋を持った状態でセブに来られる方も多いでしょう。
さて、今日は実際にあった例でお話したいと思います。
先日少し日本に帰っており、セブに戻った日の事です。
税関でなにやら揉めている税関職員さんと日本人がいました。
税関「この品物について、税金を払わないといけない!」
日本人「え?何故に?」
そうですよね。
せっかく免税で安く買ったのに、税金を払うなんてびっくりですし、出来れば払いたくないですよね。
分かります。
日本人の方が、旅行会社か旅行会社のセブ現地緊急連絡先に電話をかけているようで、税関職員さんが電話を代わって何やら話していました。
恐らく提示された税金の金額が大きかったのか、何度も何度も電話で交渉が続けられていました。
そうなんです。
日本で免税で商品を買ったとしても、国によって免税金額や免税品に違いがあるため、フィリピンが定める免税範囲を超えていた場合、フィリピンの法律に則って税関で税金を支払わないといけません。
飛行機の中で、このような税関申告書を渡されますが、よーく見てください。
1.植物や生き物を持っていますか?
2.フィリピン通貨を1万ペソ以上持っていますか?
3.外国の通貨を1万ドル相当以上持っていますか?
4.火器や規制されている品物を持っていますか?
5.宝石や電化製品、売り物のサンプルなどを持っていますか?
免税範囲を超えた品物を書く欄がありません。
裏面も税関職員だけが書き込める欄があるだけです。
FOR CUSTOMS USE ONLY(税関使用)
つまり、税関申告書なのに「フィリピンの免税範囲」についての記載が一切ないんです。
ですから、セブに来る前に免税店で何かを買う予定がある方は、どれくらいまでなら免税であるのか覚えていてくださいね。
フィリピンの免税範囲
・酒類2本まで
・煙草400本(or葉巻50本orパイプ用250g)まで
・海外市価の合計がUS$350までの持込品
・フィリピン通貨の持込み、持出しは5万ペソまで。
・外貨の持ち込みの上限は1万US$相当の金額。
これを超える場合は税関への申告すること
要注意は350ドル以上の持ち込み品!
「高級ブランドショップの免税店で欲しかったものがあった!免税だし買っちゃおう!!」
でも、セブの税関で指摘されて税金を払わないといけなくなってしまった~(泣)
と言う事態にならないように気をつけてくださいね。
税関の場所は、下の写真にある赤い枠の所です。
ターンテーブルで荷物を受け取り、そのあと税関を通って外へ出られます。
大丈夫だと思っていても毎回ドキドキする場所です。
では、税関で止められていた日本人の方はどうなったのかと言うと・・・??
何度かやり取りの末に、ついに税関の方が折れてくれました!
「わかった・・・じゃぁ空港で預かっておくから、帰国日に返す事にする。」
何とか無事に税金を払わなくて良かったようです。
様子を見ていた私からのアドバイスは、とにかくちゃんとしっかり話をすること!
言われるままに税金を払ったり、没収されたらそれまでですから。
ただし、帰国日に渋滞や何かの事故で空港到着時刻が遅れてしまった場合、預かってもらっている品物を受け取る時間が無くなってしまう可能性があると言うことを覚えていてくださいね。
MARUでした。