日本からセブへのアクセスは直行便、経由便共に以前より大幅に選択肢が増えています。香港や釜山など日本以外の国に一度出た後セブにアクセスする方法はこれまで関西以南の地域から出発される方がよく利用していたようです。今回は昨年のこの時期に就航したフィリピン航空の成田からの2便目の直行便「PR435便」を使った場合の、セブ空港到着時に気をつけたいポイントをご紹介します。
フィリピン航空435便(以下PR435便)は通常成田空港を日本時間の19:25に出発し、マクタンセブ国際空港にはフィリピン時間23:45に到着する便です。昨年まで直行便はPR433便のみとなっていたため、成田出発の時間が午後の早い時間帯のみとなっていました。435便の就航によって仕事終わりにセブに直行するなど、現地へのアクセスの可能性は飛躍的に広がったと思います。
PR435便の到着時間は各国からの直行便の到着も集中する時間帯で、国際線は具体的にはアシアナ航空709便、エアプサン711便、大韓航空631便(以下それぞれ、OZ709便、BX711便、KE631便)があります。国際線のゲートは狭いため、PR435便を含めたこの4便の到着時間が集中した場合、入国審査ゲートが大混雑になってしまうのです!最もひどい時には2時間程待つこともあります。
このため、まずマクタンセブ国際空港にPR435便で到着した際には、周りの飛行機が到着しているかどうかを確認するととても良いです。実は筆者は一昨日、日本からこの便を使ってセブに戻ってきたのですが、左側に大韓航空KE631便の機体が!既に1便分のお客さんが入国ゲートに集中していることが予想されました。この時点ではOZ便などは到着していませんでした。
今回のケースでは4便の中でPR435便が2番目に到着していたため、そこまで大混雑にはなっていませんでした。しかし4番目の到着となる場合も考えられます。実際筆者が入国ゲートを通り抜けた後振り返ってみると、OZ709便で到着の方とPR435便の方で混雑が始まっていました。
この入国審査ゲートの混雑状況を事前に推測するためには、成田の出発時間を確認することがまず肝要です。
通常PR435便は定刻であればセブ到着が23:45で、先に挙げている便の中では2番目にセブに到着する便です。KE便が定刻の場合には23:10到着となりますので、通常KE便が先着となります。
しかし成田の離陸が10分程度遅れた場合で他の便が定刻の場合、インチョンから来るOZ709便の定刻が23:55のため到着が3番目となり、更に混み合います。
釜山からのBX711便は定刻が0:45のためPR435がこれより遅くなることは少ないものの、BX便は定刻より早く到着することが他の便より多いため、PR435便が成田を30分~45分程度遅れて離陸した場合には、セブの空港での混雑を考えておいたほうがよいと思います。
また多くの場合、PR435便は入国審査ゲートから最も離れた場所に飛行機が到着するため、他の便とほぼ同着であった場合には入国ゲートまでに距離があり他の便のお客さんが先に並んでしまうことがあります。そのため、どんなケースであってもPR435便を利用される場合には、空港内の移動は無理の無い範囲で急ぐことが大事です!飛行機から降りて入国審査ゲートまで道のりをいかに早く動けるかが、他の空港と比較すると待ち時間の短縮に繋がります。
また、マクタンセブ国際空港は空港自体が小さいこともあり、預け入れの荷物は比較的すぐに出てきます。ただ受け取り場所のコンベアーが2本しかないため、便が集中して到着すると荷物のピックアップは遅れます。2つ大きい荷物を持っている場合には、RP435便で到着して入国審査ゲートまで向かう間の身軽さを取って2つ預けてしまうか、手荷物で1つは持ち込んで預入荷物を待つ時間を短縮できる可能性を取るか、というジレンマも発生するのですが、筆者は今回2つ預け入れをしたため、スムーズに入国審査を通過し、荷物もすんなり出てきたのでストレスなく入国となりました。
到着後できるだけ早くにホテルなどの目的地に到着したいという気持ちは誰も同じだとは思うのですが、PR435便は特にこういった状況を頭に入れておくと最善の動きができると思うので試してみてくださいね!
(タク)