マニラの年末は観光のピークシーズンではないため、意外と静かに時間が流れていきます。もちろん年越しには盛り上がる場所もありますが、他のリゾートと比べれば随分落ち着いています。その落ち着きを楽しむことができる「Long bar」をご紹介します。
今回筆者が訪れたのはマニラの中心地マカティの中にある最上級ホテル「ラッフルズマカティ」の中にあります。このホテルはシンガポール発祥のホテルであり、現地では非常に有名であるとのこと。実はシンガポールのチャンギ国際空港の中にも「Long bar」があります。
Long barは世界中のお酒を取り揃えている他、特にカクテルを作ってくれるバーテンダーさんの質が他のバーよりも圧倒的に高いため、見ているだけでも楽しい場所です。また、シンガポールの本店の伝統を引き継ぎ、無料でピーナッツが提供されその殻を床に捨ててOKという独特の文化の中でお酒を楽しむことができます。
バーテンダーさんは開店当初からシェイカーを振っている経験豊かな方ばかり。複数のリキュールを組み合わせてオリジナルの味を数多く作り上げてきました。特にシンガポールで有名であった「シンガポールシリング」というカクテルは、マニラのマカティで「マカティシリング」として新しく生まれ変わりました。前者がピンク色なのに対し、後者は黄色がベースになっています。
マニラには近年、アメリカの禁酒時代をイメージした隠れ家的バーが増えています。その中でLong Barはホテルの中にあるため非常にオープンでありながら、店内は重厚な雰囲気を保ち大人の空間を作り上げています。マニラでは最近少しづつ女子旅が増えてきているので、特に女性の方はラッフルズや隣接するフェアモントホテルに宿泊して、Long barを楽しむのも良いでしょう。もちろん宿泊していなくてもバーに訪れることは可能なので、是非気軽に訪れてみて下さい。
(Taku)