近年の経済発展を受け、フィリピンの消費生活は多様化しつつあります。マニラやセブの都市部では大型のショッピングモールやスーパーマーケットが乱立しています。一方、このような近代的な商業施設を横目に、庶民を対象とした伝統的な市場は依然と活気を持っています。パレンケ(常設の市場)・タリパパ(一時的な仮の市場)・サリサリストア(小規模小売店)がそれにあたります。特にサリサリストアはフィリピン全土に散在しており、その数は無数です。無数にあるサリサリストアは庶民の人々にとって最も大切なものであるとともに、人々の生活に多大な影響を与えてきました。今回は「サリサリストア」が一体どのようなものであるか見てみましょう。