どんな旅行でもお金は必須!
楽しく安全な旅行をするために、まずはフィリピンの通貨について知りましょう。
ということで、今回は、フィリピンの通貨についてご紹介します!*
フィリピンの通貨は、ペソ
フィリピンの通貨はフィリピンペソと呼ばれ、PHPもしくは₱と数字の前に書かれます。
ペソはスペイン植民地時代に作られた通貨で、他にもアルゼンチン、チリ、メキシコなど、元スペイン植民地の国はペソを用いていることが多いようです。
ただ、アメリカドルとシンガポールドルのデザインも為替レートが違うように、他の国のペソとフィリピンペソは異なります。
フィリピンペソのデザイン
ペソの紙幣は20ペソ、50ペソ、100ペソ、200ペソ、500ペソ、1000ペソの6種類。
日本円と違って全て同じサイズです。
表にはフィリピンの国民的英雄が、裏面には世界遺産が載っています。
20ペソより小さいペソは、硬貨です。
硬貨は、10ペソ、5ペソ、1ペソと
1ペソより小さい25センタボ、10センタボ、5センタボがあります。
ちなみに、フィリピン人はペソではなく、ピソと言います。
外国人がジャパニーズ・イェンというのを日本人がエンというようなものでしょうか。
さて、フィリピンの通貨と種類についてご理解いただけましたか?*
ここでは、お金のトラブルを避け、楽しく旅行するための注意点も合わせてご紹介したいと思います。
お金の取扱い注意点
1.人前で財布を開いてお金を取り出さない。
残念ながら、日本に比べるとスリや引ったくりがまだ多い国です。
「スリが買い物客の財布を見張っている」と思って、お金は人前で見せびらかさないようにしましょう。
できればかばんの中で財布からお金を取り出すくらい用心する方がいいです。
2.細かいお金を持ち歩く。
普段日本にいるときは、出来るだけ小銭は持たないように考えてお会計をされる方も多いと思います。
でも、フィリピンでは出来るだけ多くの小銭を持ち歩くようにすることをオススメします。
フィリピンではタクシー、個人商店などは「おつりを持っていなくて当たり前」という感覚でいて、500ペソ、1000ペソを出したときには購入を拒まれるか、おつりを返してくれないなんていう痛い目に遭わされてしまいます。
小銭を常備するコツは、コンビニやスーパーマーケット、ショッピングモールなどで買い物をする際には細かいお金を持っていたとしても、1000ペソを出して崩すことです。
3.旧紙幣に注意する。
買い物をして、もらったおつりが他の同じ金額の紙幣と何か違う気がする・・・
「もしかして、偽札握らされた?!」
と思い、警察に通報する前に、下の画像を確認してみてください。
フィリピンでは2010年に現在のデザインの紙幣が発行されました。
実は、2015年までは旧紙幣も新紙幣と同じように使えたのですが、2016年から使えなくなりました。
2016年内であれば、銀行に持っていけば新紙幣と交換してくれますが、
2017年には銀行でも交換不可となり、ただの紙切れになってしまいます。
握った違和感のある紙幣が旧紙幣だった場合は、そのお金を渡した人にクレームをして新紙幣に換えるか、
帰国前に銀行へ持って行き、新紙幣と交換しましょう。
円=フィリピンペソ レート
フィリピンペソは円=米ドルの影響を受けやすく、ここ数年間、1ペソ=2円~3円で変動しています。
インターネットでも為替レートは確認できますので、物価感覚を掴むためにも必ず把握するようにしましょう。